10月1日、嵯峨野観光鉄道の話。

おたぬきです。
10月1日嵯峨野観光鉄道に乗ったときの話です。
京都駅からJR嵯峨野線で馬堀駅へ、みどりの窓口で当日券を買おうとしたところ、生憎満席と言われてしまいました。しかしトロッコ亀岡駅に行けば、当日券があるかもしれないとのことなので、ダメ元で馬堀駅を出て少々歩き、トロッコ亀岡駅に行きました。余談ですがトロッコ亀岡駅の最寄りはJR亀岡駅ではなく馬堀駅なのでご注意ください。
駅に着くとまず切符売り場へ、売り場とホームは三階にありました。立ち席ではあるものの辛うじて切符を購入できました。それもほどなくして売り切れてしまったのでまずは一安心。乗車する列車は10時29分発の4号の4号車、出発までしばらく時間があるので駅舎内にあるお土産店などをぶらぶらと見て回りながら列車の到着を待ちました。
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10時24分、おたぬきが乗る4号が入線してきました。しかしホームはすでに超満員で、しかもそのほとんどがアジア系外国人観光客。まるで中国か東南アジアのラッシュアワーみたいな状態です。満員の乗客を降ろして満員の乗客を乗せるわけですがこの間5分、本当に時間通りに出発できるのか、そもそも本当にこの人数を乗せられるのかなどと無用な心配をしてしまいました。
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ふと車両を見てみると、何だか妙なものを見つけました。どうやらハロウインイベントで、10月31日まで車内にお化けの装飾を取り付けたり、特製ヘッドマークを掲出したりしているようです。乗降に手間取ったこともあって、列車は2〜3分遅れてトロッコ亀岡駅を発車しました。
列車はあまりスピードを出すわけではないのですが、この車両は元々国鉄のトキ25000という貨物列車を改造したこともあってなかなか普段では味わえない乗り心地、おたぬきは立ち席なので当然立っているわけですから線路の振動などをダイレクトに感じることができました。たとえどんなに旧型でも、いつも乗っている電車がいかに快適な乗り心地かよく分かる、実に貴重な体験ができるのです。
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山陰本線の旧線を転用した線路は、概ね保津川沿いを走っていくのですが、トンネルなんかもあったりするのです。車内はこんな混雑具合、外国人観光客でいっぱいです。その中でなまはげのような格好をした人がいました。酒天童子のオニちゃんというそうで、観光客と一緒に記念写真に写って回っています。
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列車はなおも進み、山陰本線の新線と交差したり、保津川下りの観光船に手を降ったりしているうちに、トロッコ保津峡駅に到着。なかなかの秘境具合なので、オニちゃんと数名の観光客をおろして出発しました。
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また列車は絶景スポットで一時停車もします。車掌さんの案内では運転士の特別サービスと紹介されていました。これも観光列車ならではですね。そういえばちょうど一年前車で撮影に来た鉄橋を渡ったのですが、その場所では停車しませんでした。この後も保津川に沿って列車は進み、最後のトンネルを抜けるとすぐトロッコ嵐山駅に到着です。この駅はホームが短いので、5両編成の客車が収まりきらず、後ろの2両はトンネルの中です。そしてこの駅でほとんどのお客が降りていきました。立席乗車券のおたぬきですが、あまりにも席が空きまくっているので終点まで一駅だけでも座って行こうと思い、さらに隣の車両が「ザ・リッチ」という何となく高級感ある名前だったのでそちらに座ることにしました。
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5号車「ザ・リッチ」の車内です。車内といっても窓はなく壁面や床までもがスケスケで、どこから見てもリッチとは程遠い車両でした。しかしその分開放感は半端なく、リッチに風を感じることができるのです。そして構造上雨の日はお客を乗せられないため、この車両だけは前売り発売はなく当日券のみの販売のようです。JR馬堀駅で完売でも当日券があるかもしれないと案内されたのは、このことだったのかもしれません。列車は山陰本線に合流して下り本線を華麗に逆走しながら終点のトロッコ嵯峨駅定刻の10時55分に到着しました。この後大量の観光客を乗せてすぐにトロッコ亀岡に折り返して行きました。
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トロッコ嵯峨駅には19世紀広場というものが併設されており、中ではSLを展示していました。ここのSLを整備してトロッコの牽引に使用すればさらに人気が高まるのではなどと変な妄想を抱いてしまいましたが、やっぱりそれは難しいのでしょう。ちょうどお昼も近くなってきたので、何か食べようと思い駅構内をウロウロ。ここにはお土産店のほか、鉄道模型の楽しめるジオラマ京都JAPANやカフェ・軽食コーナーなどもあって賑やかです。色々探していると、何やら面白そうな駅弁を発見しました。
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淡路屋さんが製造、販売している「きつねの鶏めし弁当」(850円)です。
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原了郭の黒七味で味わう鶏肉とお揚げさんの弁当で、ふるさと名品オブ・ザ・イヤー「こだわりの駅弁部門」を受賞した逸品です。とても美味しい上に見た目以上のボリュームに満足でした。そういえばパッケージがマニアックですね。これは鉄道マニアなどに人気の位置情報ゲーム「駅メモ」とのコラボレーション企画の限定商品で、ここに描かれているキャラクターは、さっきまで乗っていた嵯峨野観光鉄道の車両をモデルにしたものなのです。そういえば服のデザインが何となく似てますね。
おたぬきの乗車記録は以上です。観光シーズンには超満員になるものの、650円で普段味わえない鉄道旅を楽しめるのが魅力的、京都観光の一部に組み込んでみることをお勧めします。尚毎週水曜日と、冬期は運転しないのでご注意ください。最後までご覧いただきありがとうございました。

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